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2012.06.11

ジロのゆく道

 前回の記事の旅人くんは1973年頃にガロに掲載されていました。高3の時のクラスの寄せ書きに旅人くんのイラストを描いてますので、リアルタイムで読んでいたことになります。当時、鹿児島の本屋でガロなんて売っていたかなあ? 近所に鹿児島では大手の春苑堂書店という本屋があって、ほとんどの本や雑誌をそこで買っていたはず。学燈なんてレア?な本も買ってましたよ。そうそう立ち読みは日生ビルの南国バスのターミナルにあった山下書店でしたね。おっと、ガロの話。どこで読んでいたんだろう? う~ん、思いあたるのは中州小学校の前にあった貸本屋さん。ガラスの引き戸をガラガラと開けると、痩せたおばあちゃんが一人で店番してました。都通り電停の前にあったその名も都湯というお風呂屋さんの帰りに必ず立ち寄ってマンガ本を借りてました。ここで借りたマンガ本で、大好きだった永島慎二、真崎守、石井いさみ、村野守美を知ったんでしょう。

 当時一番影響を受けたのが、真崎守の「ジロのゆく道」。雑誌連載時はこのタイトルでしたが、途中から「ジロがゆく」になったようです。営林署に勤める父親の転勤で山間の村に引越してきた中学生のジロ。その頑なで内向的な性格のため周りとぶつかります。悩みながら成長するジロの目を通して村の閉鎖性、大人社会の矛盾を突きます。
 それまでマンガといえば科学物や忍者、コメディ、あるいはスポ根みたいなもんだと思ってましたが、「ジロのゆく道」は等身大の中学生が描かれていて、いわゆるカルチャーショックを受けたわけです。ただジロは中学生にしては随分と悩み多きモノで、ちょいとウジウジし過ぎでしたが。

宙(おおぞら)出版 漢おとこ文庫シリーズ 「ジロがゆく」完全版

Jiro

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