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2011.09.11

目黒のさんま

 もう先週のことであるが、4日の日曜日に目黒で関東坊津会というふるさと会があった。30年近く前に東京に出てきた頃、役員をやっていた叔父に連れられて出席したことがある。同じ町の出身者の方とはいえ、高齢の方が多く知らない方ばかりであまり楽しくなかった。それが今回は会長や役員をやっている親戚に誘われ、地元で観光ボランティアをやっている兄も出席するとのことでやむなく?出席。今回は私も歳をとったせいか、新しい出会いもありそれなりに楽しかった。

 で、そのふるさと会の話ではない。12時からのふるさと会に出席すべく目黒に着くと、目黒通りがものすごい人出。なんだと思っていると、魚を焼く美味しそうな匂いとケムリが漂ってきた。そう!「目黒のさんま祭り」の開催中でした。今年はサンマを提供してきた宮古市が3月11日の大震災で被害を受けて開催が危ぶまれると聞いたような。でも今年も宮古市から旬のサンマ約7000匹が送られてきて開催できたようです。よかった。よかった。

 目黒のさんまと言えば落語でお馴染み。タカ狩りに行った目黒でお百姓さんから焼いたサンマを食べさせて貰ったさるお殿様。お城に帰ってからもサンマの味が忘れられない。家来に命じてサンマを出させたのに、お殿様が庶民の食べるサンマを食べて何かあってはならないと家来衆、脂は抜くは、小骨は取るは、あげくのに果てに焼かずに椀に入れてお殿様に出した。美味しかろうはずがない。
  お殿様「これはどこのサンマじゃ?」
  ご家来「はっ、日本橋の河岸より取り寄せました」
  お殿様「どおりで。やはりサンマは目黒に限る!」
お殿様の世間知らずを揶揄するようなとこがあって人気の演目ですね。

 30ん年前に就職で東京に出てきて嬉しかったのが、落語を身近に生で聞けたこと。末広亭などの定席はもちろん、紀伊国屋寄席、イイノ寄席、東横寄席、三越寄席なども結構通った。目黒のさんまを初めて聞いたのはイイノホールで円菊師匠じゃなかったかなあ。

Sanma

 さんまと言えば、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」も有名ですね。

  あはれ
  秋風よ
  情〔こころ〕あらば伝へてよ
  ―男ありて
  今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり
  さんまを食〔くら〕ひて
  思ひにふける と。

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Comments

秋刀魚の鱗が光って実に新鮮、見事ですね。
寄席通いから落語の通、趣味が広いですね。

Posted by: sawada | 2011.09.19 at 01:34 PM

毎度ありがとうございます。
も少し背中の色を濃くした方がいいかなと思ったり、なかなか満足なものはできないんですが、ほめていただくとやる気がでます。

最近なかなか落語を聞きに行けなくて。談志師匠もあぶなさそうだし。(-_-メ)

Posted by: same | 2011.09.20 at 09:03 PM

きゃ〜〜、目が生きてる。笑ってる。

Posted by: 凛々 | 2011.09.24 at 12:33 PM

どもども、ちょっと目を可愛いくし過ぎたかも。

Posted by: same | 2011.09.25 at 09:58 PM

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