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2008.01.28

短歌

 ブログ仲間のhiguma55さんは歌詠みである。季節の移ろいや日常のひとこまをするどく捉えて歌にしている。情景や思いを言葉で切り取ることができる才能をうらやましく思う。またある時は、「短歌が口をついて出てきて止めようもなくなるときがある(本人弁)」らしく(めったにないようだが....)、そんな時は興奮した様子がよく伝わるブログである。(こちら) 歌も家族を詠んだ微笑ましいものから、
  「考えていたほど未来はパッとせずわが流星号はいまだ来たらず」
なんてグサッとくるものまで.........

 でも実は私には歌の良し悪しなんて分からないのである。私にとっていい歌とは読んだ途端にイメージが浮かぶもの。時にはイメージのみならず、そのイメージからひとつのストーリーができるものもある。例えば下の歌。

  「機械音止みて静けき工場の昼どきハルジオン揺るる裏庭」

Kikaion_2

 季節は晩春。足立区あるいは墨田区あたりの下町の工場。金型屋さんか?いや螺子屋さんかも。手前の道の先は荒川土手。12時を知らせるベルが鳴り、先ほどまで大きな音をたてていた機械の音も止んで一時の静寂。やがてバイクの音が。バイクはもちろんスーパーカブ。工員さんたちの昼の出前だろう。誰が聞いているのかラジオから流れてくるのは古関裕而作曲のNHKラジオ「昼のいこい」のテーマ曲。けだるい春の陽射しにハルジオン揺れて、ひとときの平安。アハ、想像しすぎか。

*「機械音止みて」の歌は了承済みですが、流星号の歌?は無断掲載。お許しを。

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Comments

感激しました。絵、素晴らしいですね。プリントして家宝にしようと思います。サメさんに感動してもらえるような歌、これからもできたらいいなあ。厚く御礼申し上げます。

Posted by: higuma55 | 2008.01.29 at 09:33 AM

喜んでもらえて何よりです。
この歌は読んで直ぐにイメージが浮かびました。楽しんで描きました。今流行りの3丁目の夕日を真似て、ダイハツのミゼットとホンダのスーパーカブを配して昭和30年代の下町風です。

Posted by: | 2008.01.29 at 10:55 PM

そうだ、higumaさんに会うのを忘れてた!
流星号。。。この年代しか分りませんなぁ。すごくいい歌だよ。サメとヒグマさん、組んだら本ができるかも

Posted by: 凛々 | 2008.01.30 at 01:46 PM

絵本ならぬ歌本。
または村上春樹のジャズ本の和田誠の挿絵。なんて妄想は膨らみます。
でもねえ、higumaの怒涛のような連作に(めったにしかなさそうですが....)ついて行けそうにもありません。

Posted by: same | 2008.01.31 at 12:17 AM

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