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2007.10.28

台風一過。冬化粧

 昨日は、季節外れの台風20号が接近した夕方から夜にかけ激しい風と雨になった。その台風が過ぎ去った今朝は台風一過の晴天で、予想通りの展望日和。先に起きた連れ合いが「富士山きれいに見えてるよ」と。普段なら布団の中でグズグズとしているのだが、富士山が見えるとあっちゃ寝てなんかいられない。ガバッと起きて、カメラを抱えて我家の富士見スポット(物干し台ですが)へ。南の大山から秩父の武甲山まできれいに見えている。先週の日曜日も同じような展望日和だったが今日はそれ以上。

雲ひとつない晴天。左の山は丹沢の蛭ヶ岳(クレーンの左)
Fuji480_1

1週間前は北側だけの積雪だったのにすっかり冬化粧。左手前の三角は大室山
Fuji480_2

寒い冬は嫌いだが、空気が澄む冬は好き。好きなのか嫌いなのかどっちなんでぇ。

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2007.10.22

コスモスと山座同定

 今年も行ってまいりました。群馬県板倉町のコスモス祭り。60haの広さに8000万本のコスモス。日本一であります。否!マルティン・ルターの宗教改革。1517年の宗教改革の語呂合わせに「一語否」(いちご、いな)と覚えたのでありましたが、とんだ脱線です。否!オラがとこが日本一と仰せの方もいらっしゃるかもしれませんが、会場の立看に書いてありましたので、そー書かせていただきます。圧巻であります。だから毎年行くのではありません。毎年行くのは、8000万本が摘み取り自由だからです。連れ合いはロハに弱いのであります。厳密には駐車代が300円かかりますが、毎年それ以上のものを摘み取ってくるのであります。しかも今年は連れ合いの母親も一緒であります。つまりお得度が2倍になったというわけであります。なお連れ合いの名誉のために言い添えておきますが、連れ合い以上に摘み取っておられる方が何人もいらっしゃいましたよ。

快晴の空の下、8000万本?のコスモスが秋風に揺れていました。
Cosmos02

 摘み取りに夢中の連れ合いと義母をよそに、私の関心は会場内の露店。今年も連れ合いに隠れてキュウリの一本漬けを2本も食したのであります。さすがキュウリの生産高日本一の板倉産です。いやさ、お富。いやさ、オラがとこが生産高日本一と仰せの方ももいらっしゃるかもしれませんが、会場を回る馬車にそう書いてありました。実にこれがおいしかったのであります。
 話ははなはだ脱線しておりますが、今日の本題はこれからなのであります。朝早く目覚めると実にこれが爽やかなお天気。板橋の我が家のトイレの中から見える遠くの奥多摩の山の稜線もくっきり。案の定、富士山も見えておりました。今日は山岳展望日和のようです。

朝、物干し台からの富士山。北側に積雪が見えます。
Cosmos01

 コスモス祭りの最終日(21日)ということもあり混雑が予想されるので、早めの7時半過ぎに自宅を出発。和光ICから東京外環道経由で東北道へ。腹が減っては戦はできぬ。途中の羽生PAで腹ごしらえ。館林ICで降りて会場に着いたのは9時半前でした。周りは見渡す限りコスモスだらけ。ワタクシ思わず「ス・テ・キ」とつぶやいたのであります。でもそれはコスモスのせいではなかったのであります。予想どおり関東平野を取り巻く山々がくっきりと見えておりました。そうです、ワタクシ何を隠そうか、いや隠すまい。山座同定ファンなのであります。気になる山があると何という名前の山か調べなくては気がすまない趣味の持ち主だったのです。下の写真はコスモス畑の中から見えた日本百名山の山々です。この他にも同じ百名山の榛名山や雲取山も見えるはずですが、残念ながら確認できませんでした。

1:富士山 2:男体山 3:赤城山 4:浅間山 5:両神山 6:筑波山
Cosmos03

 帰りは遠回りになるのですがいつも利根川に架かる埼玉大橋を渡って帰ります。ここも素晴らしい山岳展望の場所です。陽が高くなって霞みがちながら、コスモス畑から見えなかった榛名山や雲取山の他にも丹沢山も見えていました。でも一番うれしかったのは、初めて群馬の下仁田の先の荒船山を確認できたこと。名前のとおり船の甲板のような山容を見つけた時、思わずガッツポーズをしてしまいました。こんな些細事で幸せな気分になるのですから安上がりであります。

左:榛名山 右:荒船山
Cosmos04

コスモス祭り会場(地図にマウスを置くとホイールでも地図の縮尺が変えられます)

36/13/49.983,139/36/48.407

絶好の山岳展望地の埼玉大橋

36/10/23.346,139/39/4.529

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2007.10.15

和田誠トークショー

 和田誠さんが好きである。もうズーッとズーッと昔、毛髪が今の5割増、体重は今の2割5分減だった頃、連れ合いさえ想像できん!と言っている頃に、和田さんの「お楽しみはこれからだ」を手に取って以来のファンである。本もかなり持っているし、映画は全て観ている。しかし生の和田さんを見たことがない。抱きつきたいほどではないが、是非生を見たいものである。そんなこんなの日曜日(14日)、古書の街・神田神保町の東京古書会館で開催された「和田誠ミュージアム&トークショー」に行ってきた。吉祥寺の絵本の店「トムズボックス」店主の土井章史さんが収集された和田コレクションの展示とお二人のトークショーである。コレクションは和田さんの本は勿論、装丁や挿絵の数々。和田さんが中学生時代に既に雑誌に連載されたいた漫画や初期の私家本などなど興味のつきない展示だった。
 トークショーは周囲に古書が展示された古書会館の地下室で行われ、観客は80名ほど。私のようなオジサンもチラホラいるものの、若い人が圧倒的に多い。しかも女性の方が多くてちょっと意外な感じがした。でも無駄のない柔らかな線の和田さんのイラストなら未だに若い女性に人気があるのも肯ける。Wadamakoto定刻の7時に、青いシャツの上に自作のイラストがプリントされたグレーのトレーナー、ジーンズにスニーカーというラフな格好の生の和田さん登場。実はトークの間もトレーナーが気になって仕方なかった。非売品かな?でもそれはまた別の話。既に70才を超えておられるはずだが、なかなかにカッコイイ!缶ビールを飲みながらのトークは気さくな感じで、そこはグラフィックデザイン、似顔絵、装丁、映画、音楽、落語などなど多才な和田さんのことだから面白くないわけがない。高校時代の先生の似顔絵で作った時間割のこと、大学の授業のこと、寺山修司さんや横尾忠則さんや星新一さんらとの交友、話の特集創刊時の爆笑な話題などあっという間の2時間半だった。
 トークの中で私が一番興味深かったのは手塚治虫さんの話。実はワタクシ、和田さんも好きだが手塚さんも大好きなんです。家はアトムグッズが充満しております。ちっちゃな頃から気の多いガキでひとりに決めるなんてできない。M子もK子も大好き。したがって、二兎を追う者はナントヤラで悲惨な少年時代だった。でもそれはまた別の話。和田さんが、手塚さんの虫プロ(実際は子会社の虫プロ商事)が出していた青年向けの漫画雑誌「COM」の表紙を描いていたのは知っていたのだが、虫プロからは稿料が支払われておらず、和田さんはタダで仕事を引き受けていたとのこと。73年に虫プロが倒産した後、手塚さんが和田さんのアパートを突然訪ねてきて「申し訳ないことをした」と稿料を持参したらしい。手塚さんは稿料が支払われていなかったことを、倒産の残務整理で気づき、4年間の稿料としては100万円は足りないがまずは受け取って欲しいと言われたとのこと。和田さんは最初はお断りしたものの断りきれず、不足分も必ず持ってくるという手塚さんの申出をお断りするのがやっとだったとのこと。ワタクシ、感激いたしまして、ますますお二人が大好きになりました。
 トークショー終了後、持参の本にサインをお願いしたところ快く引き受けてもらった。(右上写真)その時質問したいことがあったのに、舞い上がってしまってお礼を言うのが精一杯。でも生の和田さんを見られたし、サインまで頂いてとっても幸せな1日だった。

*写真の本は白水社刊の「似顔絵物語」 定価(本体1700円+税)

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2007.10.08

秋のドライブ

 三連休の初日(6日)、起きると天気がいい。車に布団を積込みいざ出陣。目的は八ヶ岳アウトレットと塩尻の高ボッチ高原。近くの大泉インターから関越道に乗り、鶴ヶ島ICから圏央道に。7過ぎで既に中央道は渋滞が始まったとのことで、青梅インターで降りて、国道411号(青梅街道)に。411号で奥多摩湖を経由して甲州市(旧塩山市)の柳沢峠へ。ここは絶好の富士見ポイントなのだがあいにく晴れているものの富士山は雲の中。一気に峠道を駆け下り、塩山市街を抜けて山梨市の笛吹川フルーツ公園の上にある変わった名の「ほったらかしの湯」(詳しくはこちら)へ。この温泉は山の頂上にあり大きな露天風呂の中から、勝沼、塩山、一宮、甲府市街の向うに御坂山塊と富士山のパノラマが望める。しかしここでも富士山は雲の中。600円を払って2つある湯の「あっちの湯」へ。ちなみにもう一方は「こっちの湯」。何というネーミング。まだ10時過ぎというのに結構な混雑である。
「あっちの湯」の上からあっちにあるはずの富士山方面を。
Autumn_drive01

 「ほったらかしの湯」でさっぱりした後、ブドウ畑の中を走るフルーツラインを快適に走る。左手には甲府の街が見渡せる。甲府市街を抜ける頃、正面に大好きな甲斐駒ケ岳は見え始め、甲斐市に入ったところで連れ合いが「農の駅」の看板を発見。甲斐市農の駅(場所はここ)で地元の農産物を格安で売っている。ブドウをゲット。ところでここは農産物もグッドなのだが景色もグッド。黄金色の稲穂の向うに富士山、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳などが見える。山座同定ファンとしては大興奮でカメラをパシャパシャ。
やっと富士山が恥ずかしげに顔を出してくれました。
Autumn_drive02
鳳凰三山(左)と男性的な甲斐駒ケ岳(右)。地蔵岳のオベリスクもはっきり。
Autumn_drive03
ニセ八ツという可哀相な名前を持つ茅ヶ岳(右)とホンモンの八ヶ岳(左)。ホント似てる。
Autumn_drive04

 後ろ髪引かれる思いで農の駅を後にし、茅ヶ岳広域農道を経由していつも行く北斗市(旧明野村)の明野ふるさと太陽館へ。ここはひまわりと日照時間が日本一長いことで有名な所。太陽館の食堂で目の前の鳳凰三山と甲斐駒ケ岳を見ながら薬膳料理を頂く。坂道を下り須玉インターより中央道に乗り、小淵沢インターで降りる。今日の目的のインター近くの八ヶ岳アウトレットモールへ。2時過ぎでした。ここでちょっとしたトラブルがあり時間を食う。そんなこともあり買い物はお財布一つのみ。その後近くの道の駅「小淵沢」と八ヶ岳牧場で遊んでいる間に暗くなる。インター近くの食堂で久しぶりに甲州名物ほうとうを食べる。名物に美味いものなしと思っていたのだが結構いけた。そろそろ今日の寝床を探さなければ。近くの温泉が併設された道の駅「蔦木宿」へ行くも満杯で断念。仕方なく再度小淵沢インターから中央道へ。諏訪湖SAに8時前に着。ここが今夜の宿泊地。ここにはSAでは珍しい温泉があるのだが、上下線で料金が違う。下りが575円(諏訪市)で上りが595円(岡谷市)。基本料金(500円)+消費税は同じなのだが、違いは入湯税の違いのようである。
下りの諏訪湖SAから中央道と上りSAと対岸の諏訪の街の夜景。
Autumn_drive05

 朝7時過ぎに起きてSAを出発。岡谷JCでうっかり名古屋方面へ。次のインターで降りて一般道を引き返す。塩尻インターの近くの国道20号線から今日の目的地、高ボッチ高原(場所はここ)への山道に入る。くねくね山道を上がった高ボッチ高原(海抜1665m)は秋風が吹いていた。ここは東に八ヶ岳連峰、東南に富士山と北岳・甲斐駒の南アルプス、南に木曽駒などの中央アルプス、西から北に北アルプスと北信越の山々が一望できる山岳展望地で私の大好きな場所。
ススキの原と電波塔の向うに北アルプスが屏風のように続く。
Autumn_drive06
駐車場の目の前に槍ヶ岳と穂高連峰。誰もが歓声を上げる。
Autumn_drive07
穂高連峰と槍ヶ岳とピラミダルな常念岳。
Autumn_drive08
上記の写真を3D地図ナビゲーターのカシミールで山座同定。
Autumn_drive08_1
反対側では諏訪湖の向うに富士山と南アルプスが見えるはずなのだが.....
Autumn_drive10

 富士山を期待して1時間以上待つが諏訪湖側から次々と雲が湧き上がり一向に見えそうにない。代わりにグライダー愛好家のオジサンたちがグライダーを飛ばすのを見ていた。しかし諦めて反対側の北側に下る。途中の崖の湯温泉の薬師平茜宿という温泉宿で日帰り入浴(700円)。小ぶりの露天風呂からは松本市街と穂高・槍ヶ岳・常念岳が見える。しかも貸切状態で、スッポンポンでラジオ体操などしてみる。帰りにフロントの方に聞いたら一泊1万~1万8千円とのこと。
 松本市内に下り、浅間温泉街で道に迷う。ここは美ヶ原高原から下ってくるときよく通るのだが、毎回道に迷い、助手席の連れ合いと言い合いになる。今回も例にもれず。鬼門である。やっと抜け出し、有料の三才山トンネルから丸子町に抜け、小諸から上信越道に乗り途中の横川SAで遅い昼飯を食べて(有名な峠の釜飯ではない)、帰ってきた。


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2007.10.01

お江戸でござる

 29日の土曜日、江東区の東京都現代美術館で開催中(30日まで)の「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」を見に出かけた。でも腹がへっては戦はできぬ。その前に月島でもんじゃと焼きそばで腹ごしらえ。うまかったあ!いくら戦はできぬと言いながら、サザエさんちのお隣のイササカ先生。ちょいと食い過ぎでしまった。スペシャルもんじゃ、つまり全部入りのもんじゃがうめ~っ!なんですから。
 うん満腹になったし帰ろうか。いやいやジブリ、ジブリ。近くまで行って場所を探してウロウロしていると、やたら人が多い。宗教団体の会合か?それにしちゃ若い人が多い。ノーテンキな顔してるし。やっと場所を探して理由が分かった。小雨だというのに長蛇の列なのである。入場まで160分待ちとのこと。恐るべしジブリなのである。翌日で閉幕といえ160分ですよ160分。そんな根性持ち合わせておらん。すぐに退却。待つことが苦手なのである。待たせることは平気であるが。
 どーしよ。せっかく江東区まで来たのである。伊能忠敬も芭蕉先生も住んでた街である。今まで行こう行こうと思っていて縁のなかった深川江戸資料館に行こう。すぐ近くだし。土蔵や商家、長屋などが再現されており、江戸の庶民生活の解説もなかなか楽しい。入館料300円も安いもんだ。

土蔵と火の見櫓と富士山と。(資料館の建物からのイメージ)
Fukagawa480

 江戸時代は高い建物はないし、空気もきれいだったろうからこんな風にいたる所から富士山が見えていたんだろうなあ。富士見坂なんていっぱいあったし。うらやましい。杉浦日向子さんや石川英輔さんの本など読むと江戸庶民は結構豊かでエコな生活おくっていたようだし。月代で頭剃っていたからハゲも目立たなかっただろうし。江戸に生まれたかったなあ。しかも老舗の商家の若旦那に。オツでげす。

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