« ミニゴリラ その2 | Main | あじさい山公園 »

2007.06.30

きたやまおさむ

 行ってきました。きたやまおさむレクチャー&ミュージック。先週の26日の日曜日のことです。恥ずかしながら白状します。ワタクシの高校時代のバイブルは北山修詩集「ピエロのサム」だったのです。大好きでした。大人になって、いつしか「ピエロのサム」もなくしてしまいました。なんだか青春の大事なもんを喪失したような気がしておりました。今回はそんなダンナの思い入れとは無関係な連れ合いも同行です。
 サブタイトルは「ふりむいたら風。青木まり子 きたやまおさむを歌う」という長いタイトル。場所はお洒落な街青山の青山スパイラルホール。ワタクシ青山も久しぶりなら(お洒落な街には縁がないのでござる)、このホールも初めて。このビル、きたやまさんも仰ってましたがワコールさんが建てた文化複合施設なんでございます。そりゃワタクシと無縁なわけで。開演30分前に到着。1階のエレベーター前にはオジチャン・オバチャンがウヨウヨ(オレもか)。ちょいと時間が早いな。てなわけで辺りをウロウロ。1階はこれまたお洒落なカフェになっておりましてほとんど満席状態。ちらっと入口のメニューを見たところ、お口アングリ。何とケーキセットが1200円!バカモン。トーゼンながらパスであります。お2階はきれいなお嬢様お2人が受付をなさっておりまして、奥はブッチックっていうんですか?お召しものの販売所でございました。トーゼンながら入る勇気を持ち合わせておりませんでした。てなわけでウロウロする所がありません。仕方ないので3階の会場に行ったのであります。おーすごい!オジチャン・オバチャンの見本市。カッコよくお年を召した方もいればそーでない方もいらっしゃって。この催しワンドリンク付きってことでこちらにお並びくださいって言われたのだが、既に長蛇の列。オバチャマが赤ワイン?それとも白?って迷っているのかジェンジェン進みません。「もういいよ。中へ入ろう」と連れ合いに言ったところ、前にいたご面識のない品のいいオバチャマに「そーですわよね」と言われてしまいました。思ったことは口にする。他人の会話に乱入する。オバチャマの特徴を垣間見た気がいたしました。中は300人程収容のこじんまりした会場でした。席は真中あたり。思っていたよりオジサンも多い。

 開演時間ぴったりに会場が暗くなり、きたやまおさむさん登場。黒のTシャツの上に淡い4つボタンのストライプのジャケット。カッコいいです。この催し関西では何度もやっているけど、東京では初めてとのこと。へー、そうだったのね。今回の催しのきっかけとなった青木まり子さんとの出会いを紹介後、青木さん登場。この方、10年くらい前のシモンズ再結成時のメンバーとして有名ですね。現在は西岡たかしさんの五つの赤い風船のメンバーとしても活躍されていらっしゃるらしい。NHKBSのフォーク番組でもお見かけします。「恋したら」「初恋の丘」など北山さんの歌としては渋めの曲からスタート。3曲ほどで青木さん退場。そしてきたやま先生のレクチャーです。今日のお題は「鬱」もしくは「中年の心」について。

 メシがまずい、睡眠がとれない、人生を悲観的に考える。この3つの条件にあてはまる人は間違いなく鬱です。早めにお医者さんに行ってください。鬱は薬で治すか、滝に打たれて治すのがいいのかというマジメなのかおふざけなのか分からないお話があり。自分もフォークルをやめパックイン・ミュージックをやめて研究一本に絞り、煮詰まった時に昔の音楽仲間の加藤和彦さんや杉田二郎さんに再び音楽に誘われて救われた。マスコミュニケーションよりパーソナルコミュニケーションが大切ですというお話。周りが新幹線で追い抜っていっても気にしない。各駅停車で行きましょう。みなさんは今まで会社のため、子供のため、親のため、妻(夫)のため充分生きてきた。これからは自分のために生きましょうというお話。これくらいの歳になると朝早く眼が覚めるでしょう、朝の時間を俳句でも何でもいいからクリエイティブな時間に充てましょうというお話。とっても楽しいレクチャーでした。

ここで第1部終了で15分の休息。ここできたやまさんのおっかけ?の高校の同級生と雑談。このコンサートを教えてくれたのも彼女でした。

 第2部は、キーボード・アコギ・リズムのバックメンバーも入りヒット曲のオンパレード。「白い色は恋人の色」「風」「花嫁」「さらば恋人」「イムジン河-春-」「感謝」等々(順不同です)。新曲だという「人生ララバイ」も良かった!アンコールは北山さんもマイクを持っての「あの素晴らしい愛をもう一度」。感動的でございました。分別のある大人のオジチャン・オバチャンで一杯の会場、興奮して立ち上がる人もいないけど、温かくてアットホームな感じのコンサートでした。北山さんやフォークルに全く思い入れのない連れ合いも楽しかったようで、ホッ。でも「何で北山さんは歌わないの?」の素朴な質問に答えられなかったワタクシでございます。どーして?

きたやまさんのイラストを描こうと思って、写真を探すも見つからず。インタビューなどいつも後姿ばかりです。仕方ないのでフォークルのイラストを。ところで2002年の期間限定復活の際の真ん中は、連れ合いも大好きなアルフィーの坂崎幸之助さんでした。
Folk_crusaders1

 ところでコンサートの中で何回か故坂庭省悟さんの名前が出てきました。坂庭さんは「花嫁」の作曲者として、あるいはナターシャ・セブンのメンバーとしてご記憶の方もいらっしゃると思います。映画「タカダワタル的」にも出てきます。ワタクシもあのかすれ気味の高音が大好きでした。同じくナターシャ・セブンのメンバーだった城田じゅんじさんとのデュエット「朝の雨(Early Morning Rain)」はお薦めです。

|

« ミニゴリラ その2 | Main | あじさい山公園 »

Comments

「ピエロのサム」は家人の嫁入り道具でした。どっかあったなと探したら、あっさり見つかりました。http://photos.yahoo.co.jp/bc/jqkhm017/lst?.dir=/68b7&.view=t
今でも色あせないいい本ですね。
ところで、杉田二郎はシューベルツにいたんですよね。何でそんなことになったんだろう。歌える人がたくさんすぎますね。桜庭さんは「風」の二番を歌ってますよね。二郎さんの出番はなかったのか。「白い翼」でようやくリードボーカルが廻ってきますよね。すごい奴がいると思いました。あと「朝日の中に」は北山さんではないのかも知れないけれど、シューベルツ時代だったのかな。杉田さんもアリスのべーヤンといっしょで、結局は「演歌系」だったのかな。「再会」という歌がとても好きです。

ナターシャセブンでは、後期、高石が取り組んでいた「日本の歌」みたいなシリーズで「この町が好きさ」という歌がめっちゃ好きでした。

♪大学通り流れる雲走る路面電車
背の低い山を見て
君と僕の明日
この町が好きさ、君がいるから。
この町が好きさ、君のほほえみあるから♪

というかんじ。高石ともやには絶対ポエジーがあるね。もちろん北山さんもそうだけれど。

Posted by: higuma55 | 2007.07.01 at 12:31 AM

すみません、上のアドレスじゃいけないみたいなので。こちらでどうでしょうか。
http://proxy.f3.ymdb.yahoofs.jp/users/44212f1b_179a7/bc/68b7/__sr_/5a42.jpg?BCAPa_GBMsYyfcQR

Posted by: higuma55 | 2007.07.01 at 09:42 AM

 「この町が好きさ」はナターシャセブンの107SONG BOOKシリーズのVol.5の「春を待つ少女。オリジナル・ソング編」の「街」という曲です。「背の低い山を見て 君と僕の明日」私も大好きな曲です。このアルバムには他にも「明日になればね」「谷間の虹」「春を待つ少女」「旅」「君かげ草」「浜木綿咲いて」いい曲が多いです。107SONG BOOKシリーズはアメリカの古いフォークソングや日本の民謡を収録したシリーズで、レコード大賞の企画賞みたいなもんも取った記憶があります。11枚全部持っていると思うけどプレーヤーがないのです。

 「再会」は北山修さんの作詞です。
   ♪青春灰色人生無情が
    優しいあなたの口癖だった時代でしょう
    お帰りなさいあなたの瞳に若者
    今でも幸せそうに見えますか
    苦しいことや悲しいことがあったでしょう
    生きてて良かったと一言だけ聞かせてね♪
確かに最近の杉田二郎さんには演歌が入ってますねえ。普通に歌えばと思わなくもない.....

「ピエロのサム」が嫁入り道具の家人の方にもよろしくと。

Posted by: same | 2007.07.01 at 10:08 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/62766/15597901

Listed below are links to weblogs that reference きたやまおさむ:

» きたやまおさむ 「ふりむいたら風」 [モモンガ近藤のシンプルでいいじゃないか]
PDF「070624.pdf」をダウンロード参考北山修教授 (研究者情報)、九州 [Read More]

Tracked on 2007.07.07 at 11:14 AM

« ミニゴリラ その2 | Main | あじさい山公園 »