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2006.04.23

ケリー・マクギリス

 「ポエトリー,セックス」(2000年)という映画を観た。「女と女と井戸の中」(1997年)の女性監督が撮ったオーストラリア映画で、決してエッチそーだから観たのではない。きっぱり。原題は「The Monkey's Mask」。芭蕉の「年々や猿に着せたる猿の面」の英訳からとったらしい。確信はない。詩が絡む女子大生の失踪事件をハードボイルドな女性探偵が追うというストーリーだ。15禁指定だけに結構ハードな描写もある。ただミステリーとしては多少もたついた気がしないでもない。

 ところで観ている途中でもやもやが募った。主人公のひとりがどこかで観た顔である。うかつにもエンディングタイトルで、それが大好きだったケリー・マクギリスであることに気がついた。「刑事ジョン・ブック 目撃者」(1985年)の未亡人役、「トップガン」(1986年)の教官役、「告発の行方」(1988年)の検事役の女優さんだ。特に「刑事ジョン・ブック」のアーミッシュの未亡人役は最高だった。アーミッシュというのを知ったのもこの映画だ。

 殺人事件の捜査のためアーミッシュの村に入った刑事のハリソン・フォードとケリー・マクギリスの異文化のため決して結ばれることのない恋。風に波打つ麦畑、村人総出の納屋建設のシーンなどはほんとにきれいな映像だ。この納屋建設の場面では「ロード・オブ・ザ・リング」(2001年)のアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンもチラっと顔出すが、それは別の話。後半の殺人犯とのチェイスなどミステリー部分も良くできている。

 この映画で一番記憶に残るのは、納屋でのハリソン・フォードとケリー・マクギリスのダンスシーンだろう。壊れた自動車の修理中に、カーラジオから突然流れ出したサム・クックの「ワンダフル・ワールド」に誘われるように踊りだすふたり。結ばれることがないのを知りながらお互いに好意を抱く二人のぎこちなささ。観ているこちらももどかしさとと切なさで何とも言えない気持ちになる。間違いなく名シーンだ。
Witness

久しぶりに観たケリー・マクギリス。あまりの変わりように、観たくなかったというのが正直な気持ち。

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Comments

一番新しいマックギネスは見てないけど、トップガンの頃から「崩れやすい」と女の眼で見てた。あの時も確かかなりダイエットしたみたいだよ。

ところで「妖怪大戦争」って日本のやつを見たんですが、あのような筋のはっきりしない映画をつくっていいものだろうか。。。お子様映画にも大人のノスタルジー映画(水木しげるの)にもなっていなかったと思うのですが。

Posted by: 凛々 | 2006.04.29 at 08:46 PM

ワタクシも太りやすい女性だと見とりましたよ。

「妖怪大戦争」なんて何で観とるのかと思いきや、トヨエツが出てるんですな。ワタシャ未見のためノーコメント。

Posted by: | 2006.04.29 at 09:38 PM

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