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2005.10.14

富士山 in 庄和町

 埼玉県の庄和町(10月1日に春日部市と合併)で偶然富士塚を見つけた。庄和町に住む友人に聞くと町内には他にもあると言う。ネットで調べると庄和町に12ヶ所。お隣の春日部市に18ヶ所。合せて30ヶ所である。この富士塚の数は市町村としては最大とのこと。この辺り富士講が盛んだったようだ。「クレヨンしんちゃん」だけじゃない、誇っていいぞ春日部市。
 ということで?早速庄和町で現地調査。というより江戸川の土手へお弁当食べに行ったついでに何ヶ所か見てきたのだが。そのなかでも最大のものが宝珠花(ほうしゅばな)神社の富士塚である。溶岩を積上げて高さ約9m。今まで見たなかでも大きな部類である。道標のある九十九折(3回ほどであるが)の登山道を登ると山頂には立派な浅間碑。眼下には刈入れの終わった田圃が広がる。なかなか絶景である。ただちょっと手入れがねえ。郷土の「文化財」なんだけどなあ。残念。周囲に高い建物がないから本家の富士山も見えるかも。またさすが大凧揚げで有名な庄和町、すぐ横の江戸川の河原ではいろんな凧が秋空に泳いでいた。その中の一人のご老人は「凧揚げは子供の遊びって思ってるだろうけど、奥が深いんだ。航空力学と気象学の知識が必要」と話していた。はあ?

  <宝珠花神社の富士塚と悠々と大空を泳ぐ凧たち>
hosyubana

 ところで現地に行く前に庄和町周辺の地図を眺めていたら2つのことに気がついた。ひとつは江戸川を挟んで同じ地名が散見されることである。これは江戸初期に徳川家康が東京湾に流れていた利根川を現在のように千葉県の銚子市へ流れるよう大規模な改修工事を行った。これに伴い、洪水防止と水運のため現在の埼玉と千葉の県境を開削して新しい川をつくった。今の江戸川である。こうして江戸川が通った村々が2分されて、現在でもその地名が残っているということである。以前書いた見沼代用水の工事といい、江戸時代の土木工事も恐るべしである。

<赤丸の付いた場所が現在も残る2分された村々の地名。下流にもまだあるらしい>
hosyubana2

 もうひとつは「香取神社」と名の付く神社がやたら多いことである。調べると「香取神社」は利根川流域に分布し、全国的に有名な「氷川神社」は荒川流域に多く分布、さらにその中間の元荒川周辺に「久伊豆神社」が分布することが分かった。これは中世の開拓の歴史が関係していてなかなか面白そうであるが、長くなるのでいずれ書いてみようと思う。


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Comments

いやあ、庄和町について書いていただいて感謝!合併してしまったので、もう庄和町ではないけれど、関東平野を実感できるところです。富士塚のことは、sameのおかげで知りました。江戸川はふだん下流で見ていると普通の川としか思わないけど、関宿の分岐点で見ると人工の川だと実感できます。寅さんの江戸川とはまた違った味わいですね。

Posted by: kenji | 2005.10.16 at 06:37 PM

都内の富士塚は結構廻っているけど、近くの春日部にこんなにあるとは正直驚き。
ボチボチ廻ってみます。楽しみ。

Posted by: same | 2005.10.17 at 10:39 PM

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