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2004.11.15

ふるさと富士-開聞岳-

ふるさと富士は各地で「○○富士」と呼ばれている山々のことです。津軽富士(岩木山)、出羽富士(鳥海山)、諏訪富士(蓼科山)、出雲富士(大山)など全国各地に300座以上あるようです。
「おらが富士340座」(中島信典著、山と渓谷社、1993年8月、税込1631円 アマゾン等で購入可)などふるさと富士を扱った本も各種あります。
私の「ふるさと富士」は薩摩富士と呼ばれる開聞岳のことになります。開聞岳は薩摩半島の南東端に位置し、924mと千メートルに満たない山ですが、深田久弥の「日本百名山」にも入っている端正な山容を持つ山です。ちなみに千メートルに満たない山で「日本百名山」に入っている山は他には茨城の筑波山しかありません。開聞岳はその姿が富士山に似ているだけでなく、麓には開聞岳をご神体とする枚聞(ひらきき)神社があるなど信仰の山でもあります。
数あるふるさと富士の中でも私は開聞岳が最も富士山に似ていると思っています。富士山と同じく休火山であること、独立峰であることなどがありますが、最大の理由は等高線がきれいな円を描く完璧な円錐形の山であることです。このため登山道も山をグルリと一周するという珍しいコースになっています。見る位置によっては富士山に見えなくなる山が多い中で、開聞岳はどこから見ても富士山と同じ形をしています。東側の長崎鼻、西側の番所鼻公園、北側の千貫平自然公園などどこから見ても美しい山です。しかし私が一番好きな場所は枕崎市坊津町を結ぶ国道226号線にある耳取峠からの眺めです。段々畑と枕崎市街、右には東シナ海が広がりその奥に海上からすっと立ち上がる凛とした開聞岳が眺められます。天気のいい日はさらにその奥の日本本土最南端の大隈半島の佐多岬も見えます。

<耳取峠からの朝焼けの開聞岳>
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耳取峠は昔この場所が刑場で、罪人の耳を削ぎ落としたと言われていることからこの恐ろしげな名前がついたと言われています。しかし名前とは正反対で実際は段々畑(昭和40年台までは春先は菜の花で黄色の絨毯となった)と東シナ海の明るい風景が広がる峠です。226号線を車で走って来てこの峠に差しかかると開聞岳と東シナ海に浮かぶ三島村の竹島、硫黄島、黒島の眺めに息をのみます。本当に運がよければ竹島と硫黄島の間に横たわる屋久島を見ることが出来るでしょう。

<耳取峠手前からの竹島(左)と硫黄島(右)、2島の間にかすかに屋久島>
kaimon02.jpg

(注)国土地理院は平成13年に開聞岳の標高をそれまでの922mから2m高くして924mとしました。従来の三角点があった場所より高い場所があるという登山者の指摘を基に再測量した結果のようです。

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Comments

耳取峠から開聞岳に向かう「赤ベクトル」が印象的でした。

長崎鼻から佐多岬方面を望むと、大隈半島と種子島はつながっているように見えるのでごじゃるかのう。 ご存知ありませぬか?

唐船峡のソーメン流し、今年は行く機会が無かったでごじゃる。

Posted by: おじゃる丸 | 2004.12.08 at 08:43 PM

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